3代目社長のホークス日記vol.4

 祝、福岡ソフトバンクホークス 2020年のパシフィックリーグ優勝 
      - 2020年のホークスの強さの要因 -

2020年10月27日 ホークスが3年ぶりのパリーグの優勝

  コロナの感染拡大で遅れに遅れた、プロ野球の開幕、楽しみの交流戦やオールスターゲームも無くなり、試合数も120試合に短縮された2020年シーズンでした。 当初は無観客で始まり、TVからの応援のみで、いつもの光景とは見慣れないシーンばかりでした。 

観客を入れても、当初は5000人までに制限され、声を出しての応援は禁止などいつもの応援スタイルとはまったく違いました。 点が入っても、立ち上がって観客同士でハイタッチもできずに、熱烈なファンには少しストレスのたまる応援が続きました。

そんな異例づくめのシーズンの中で、10月27日にホームの福岡ペイペイドームで対千葉ロッテとの首位対決でM2から勝利し、3年ぶりの優勝を見事決めてくれました。

18年、19年シーズンは、シーズン終盤でライオンズに競り負けて、リーグ2位に甘んじ、そこから、クライマックスシリーズで勝ち上がり、日本シリーズでも勢いをキープしたまま、日本シリーズ3連覇を達成してくれましたが、やはり、ファンには正直、リーグ優勝して、正々堂々とシリーズに出場したいとの願いが強かったと思います。
今年もパリーグはクライマックスシリーズが、1位と2位で第4戦まで予定されていますので、シリーズ進出には勝ち上がりが必要ですが・・。

2020年 ホークスの強さの要因を、チームデータから読み取ってみる

3か月遅れて開幕後、当初は無観客、同一カード6連戦など例年とは違ったペナントが始まりました。 ホークスも開幕当初は、なかなか波に乗れずに、楽天や苦手千葉ロッテとの3強で続きましたが、7月下旬頃から、地力を発揮し、最後は圧巻の12連勝で見事ゴールしてくれました。 

では、今年のホークスは、どこが、何が強かったのでしょうか? その要因を、私なりにデータから読み取ってみたいと思います。

ズバリそれは、投手力と守備力を合わせたディフェンス力が、他の5チームと比べて突出していたからだと思います。

ホークスは、柳田選手や強力外国人を擁した”打”のチームのイメージがありますが、データで見る限りは、ディフェンス力が強力だったと思います。

ではデータで詳しく見てみたいと思います。
 (NPB(野球機構)のHPの2020年11月3日現在のデータの引用です。)

データで見る盤石の投手力

そして、HP(ホールドポイント)も断トツの135pで1位、完封勝利も13試合で1位というデータをみると、先発、中継ぎ、抑えの勝利の方程式でしっかり確立されていたと思います。
被本塁打が、83で最低、奪三振が1013で、これも他の5球団と比べても断トツ1位で、結果として失点、自責点共に、これも唯一の300点台と鉄壁の投手陣と言えるのだと思います。

投手陣を支える守備陣も鉄壁

次に投手陣を支える守備力を見てみましょう。 同じNPBのデータから引用します。

この「参加」とは、併殺と試みた回数ではなく、併殺に関わった野手の数の総計だそうです。 
例えば、ノーアウト、ランナー一塁で、ショートゴロの6-4-3のダブルプレイ場合は、参加は3となります。
それが、ランナー2塁で、セカンドライナーで、そのまま2塁手が捕球し、飛び出しランナーを見て、セカンドベースを踏んでゲッツーの場合は、一人で併殺が完成したので、参加は1となるそうです。

「球団」というのは、併殺をチームで成功させた総数です。

上記の記録で見ると、ホークスの併殺参加は、304で1位、そして、併殺成功も111で1位なり、他チームの最小、日本ハムや楽天の83と比較しても、全然違います。

つまり、この数字から、ランナーだして、ピンチになっても、内野ゴロ、ゲッツーでピンチを切り抜けている回数が、他チームよりかなり多いと推定できます。

このように、強力投手陣に加えて、鉄壁の守備力がリーグ最低の失点数につながっていると読み取れる訳です。

と言うことで、2020年のホークスのリーグ優勝を祝して、その強さを僕なりに探ってみました。 
いかがだったでしょうか? ちょっとマニアック過ぎましたかね?

野球には、チームの成績や、個人の成績など様々なデータがあります。 それを他チームと比較したり、過去のデータと比べてみたりするのも、野球ファンの楽しみのひとつなんでしょうね。

3代目社長の福岡遠征は、公私混同?

今季は、1回だけ10月中旬に、福岡へ応援に行きました。 シーズン終盤のラストスパートの7、8連勝を現地で応援できました。 かつては、少しだけ福岡ドームで弊社の雀の玉子が販売されていたりしましたが、残念ながら、今は廃番となっています。 今春から熊本に新規の取引先ができました。 このように、何かと出張の理由をつけては、いつも福岡遠征を企んでいます。


今回もお読みくださり、ありがとうございます。

今季最初で最後のペイペイでの観戦


この記事を書いた人

豆菓子屋の3代目の社長

豆菓子屋の3代目にして、無類の野球好き、主に地元の京セラドーム大阪で、福岡ソフトバンクホークス戦を熱烈観戦