新生小久保ホークスの2024年の戦力分析 ( 先発ローテ編 )
ミスターホークス小久保新監督は、ホークスをどう再建してくれるのか?
ホークス大好き豆菓子屋の3代目、冨士屋製菓本舗の北野登己郎(きたのとみお)です。
長らくサボっいてすみません、2年ぶりの私のホークス大好きブログ「ホークス愛」を再開します。
我々大阪のホークスファンにとって、南海出身の藤本監督にぜひV奪回を達成してほしかった2023年でしたが、優勝のバファローズに
大差をつけられてV逸、悲しい3年連続のV逸となりました。
そして、昨年の10月23日には、2軍獲得の小久保裕紀氏の1軍昇格、新監督就任が発表されました。
地元のファンにとっては、生え抜き中の生え抜きミスターホークスの小久保新監督にチーム再建を託すことになりました。
昨年は、余りの不甲斐ない戦いぶりにブログ更新も怠っていましたが、小久保新監督の初陣、2024年シーズン開幕を前にして、
また頑張ってブログ再開して、応援していきたいと思います。
ホークスV奪回の最大の課題は、先発投手陣の立て直し
23年のV逸の最大の原因は、先発投手陣の崩壊でした。
それまでのエース千賀が、メジャー挑戦で米国に渡って、大黒柱がいなくなったとは言え、昨年の先発陣の崩壊は酷かったです。
まずはどれだけ、酷かったか少し振り返ってみたいと思います。
ホークス先発陣で、規定投球回数に達した投手は、誰もいませんでした。
10勝5敗の勝ち頭の有原投手でさえ、120回しか投げていません。
先発投手陣としての勝敗は、勝利46勝に対して敗戦55敗と大きく敗け越しています。
各チーム防御率をもう少し詳しくみてみましょう
チーム防御率 | 先発陣の防御率 | 救援陣の防御率 | QS率 | |
オリックス | 2.73 | 2.61 | 2.93 | 53.15% |
ロッテ | 3.40 | 3.43 | 3.35 | 49.65% |
ソフトバンク | 3.27 | 3.63 | 2.68 | 38.46% |
楽天 | 3.52 | 3.66 | 3.27 | 46.15% |
西武 | 2.94 | 3.00 | 2.81 | 60.14% |
日本ハム | 3.08 | 3.14 | 2.95 | 51.05% |
上記の表のように、一目瞭然で、チーム防御率ではリーグ4位ながら、救援陣は1位と大健闘し、一方の先発陣の
防御率は5位、そして先発陣がどれだけ試合をつくったかと言うQS率、いわゆるクオリティー・スタート率では
ダントツの最下位、38%と他チームに大きく見劣りしている成績です。
注:QS(クオリティー・スタート)率とは、
投手を評価する項目の1つ。 先発投手が6イニング以上を投げ、かつ3自責点以内に抑えたときに記録される。 投手が先発登板したうち、QS(Quality Start)が記録された割合。
24年も実績充分な先発投手陣、でもみんな30歳オーバーですが、大丈夫?
昨年の現実をふまえて、急務の先発陣の立て直しには、戻ってきた倉野投手コーチの手腕に大いに期待したいものです。
先発6枠に対して、小久保新監督は、開幕戦に有原投手、ホーム開幕戦に大ベテランの和田投手を早々と指名しました。
残り4枠に、昨年敗け越しましたが、実績充分の東浜投手、石川投手の両右腕の復活が必須でしょう。
そこに、先発転向のモイネロ投手、2年目の期待の大津投手、そして大関投手、坂東投手、スチュアート投手あたりが候補と
なってくるでしょう。
上記の先発候補陣をみると、確かに頭かずは充分に揃っていそうですが、43歳大ベテランの和田投手を筆頭に、30歳オーバーが4人もいます。
43歳にしてローテを守ってくれる和田投手の存在自体が、レジェンドですが、和田投手の投球数を考えると、第2先発的なロングリリーフ要因も
必要だと思います。
若けりゃいいってもんじゃないのは重々承知ですが、今季も宿敵バファローズの先発投手陣の若さ
― 山下舜平大投手(21歳)、宮城投手(22歳)、東投手(24歳)、曽谷投手(23才)など ―
と比べるとやはり、高齢化が気になってしまいます。
30代先発陣がへばった時に、穴を埋める期待の新星は?
勿論、143試合の長丁場を、ケガもなく、疲労、不調の離脱もなく、この6枠のままで乗り切れることもないでしょうから、
更なる意気のいい若手の台頭を大いに期待したいものです。
今シーズン、台頭を予感させる3人の先発候補の若手をあげたいと思います。 木村光投手、松本晴投手、田上奏大投手です。
木村光投手は、奈良県の出身で、22年育成ドラフト3位で入団してきました。 昨季、ウエスタンで17試合で68回に登板、2勝4敗、
防御率3.41と安定して試合を作れるピッチングをみせてくれました。
昨年の7月に支配下登録され、今年の1軍デビューが期待されています。
同じく22年ドラフト5位の松本晴投手は、昨季のウエスタンでは、17試合の登板で、先発、抑え、中継ぎをこなし、1軍でも3試合に登板しました。
貴重な左の先発として、今季は、シーズン中盤以降で、ぜひ先発のローテのチャンスをつかんでほしいものです。
最後は、大阪履正社出身の田上奏大投手です。
22年の2試合1軍登板のあと、23年は1軍登板なしでしたが、ウエスタンで2年連続で開幕投手をつとめ、また2年連続でプエルトリコの教育リーグにも派遣されて、小久保新監督の期待の大きさが伺える逸材です。
個人的にも、元ホークスキャッチャーの田上氏の甥っ子にあたり、今年こそは、勝負の4年目として1軍で実績を残してほしいものです。
2024年3月29日、今季の開幕戦は、京セラドーム
雪辱を期す新生小久保ホークスの初陣は、3月29日(金)の京セラドームのバファローズ戦です。
開幕3連戦から4連覇を目指すバファローズとの激突ですが、今やパリーグの人気カード
ですでに開幕3連戦は、全席チケット完売のようです。
2012年秋、引退が決まっていた京セラドームの最後の小久保選手の打席をみて、
感慨深かったことを思い出し、いつかホークスの監督として、この京セラドームに
戻ってきてほしいと言う期待が、やっと実現しそうで、今はワクワクしています。
そして、開幕第2戦目の3/30(土)デーゲームでは、長女夫婦と可愛い鷹ガールの孫娘の美月ちゃんもいっしょに応援してくれそうなので、なおさら楽しみです。
どうか今シーズンも京セラドーム、そして時々福岡のペイペイドームでお会いするホークスファンの皆さん、よろしくお願いします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。