大阪老舗の冨士屋製菓本舗が【みらいのたからばこ】に参加させていただきました

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2023年11月11日(土)・12日(日)にインテックス大阪で行われている
みらいのたからばこと言うイベントに、3代目の嫁・中の人ぴー・3代目の娘が参加させていただきました。
(社長は地元の商工会祭りで豆菓子を販売してくれていたため、参加できませんでした…)

みらいのたからばこには、2日間で約3万人の子どもたちがイベントに参加されていました。
弊社の【豆菓子職人】体験ブースには2日間で192人の子どもたちが参加してくれました。
保護者の皆様、参加してくれた子どもたち、本当にありがとうございました。

入場開始前、ブースの様子
入場開始前のブースの様子

会場ディスプレイ

入場開始30分で無くなってしまった整理券

当日のスケジュールとしては
9時30分  入場開始
10時  体験開始となっていました。
入場ゲートには、沢山の方が朝早くから並んでおられました。

みらいのたからばこの事前予約数から、当日の混雑が予想されたため
弊社では整理券の配布をさせていただきました。
1部を30分刻みで、8人ずつ入っていただきます。
9時30分、入場開始とともに沢山の保護者の方、お子様が整理券を求めて弊社のブースに来てくださいました。
「豆菓子やって、どんなんやろ?」「豆菓子ってなに?」と、初めて知ってくださるお子様も多かったです。
ありがたいことに、10時すぎには1日分の整理券が全て配布終了しました。
その後に来てくださった方にはお断りをさせていただき、申し訳ございませんでした…
まさかまさかの速さで配布が終了し、ありがたさと申し訳なさで、複雑な気持ちでした。
どちらのブースも早いうちに整理券の配布が終了しており、みらいのたからばこと言うイベントの凄さを実感しました。

体験内容

30分と言う少ない時間でしたが、冨士屋製菓本舗ではこんな風に体験していただきました。(画像の許可は取っています)

豆菓子職人体験・説明の様子
①冨士屋製菓本舗の歴史や豆菓子の説明
みんな真剣に聞いてくれています。
中には「雀のたまご食べたことある〜」と言ってくれる子も!


豆菓子職人体験
②味付け前の豆菓子を袋から取り出し、10粒ずつ3つのカップの中に入れます
この時に味付け前の豆菓子を味見してもらいました。
「初めて食べた!」「美味しい😆」「カラカラ音がする〜」など
純粋な子どもたちの声が可愛くてたまりませんでした

普段は売っていない味付け前の豆菓子に触れてもらい
素材本来の美味しさを子どもたちに伝えたかったので
純粋に「美味しい!」と言ってくれる姿に
明日からまた豆菓子作りを頑張ろう!と強く思わせていただきました。
豆菓子職人体験・パーム油をかける作業
③豆にパーム油を少しかけ、全体に付くようにカップに中でコロコロ転がします
油をかけることによって豆の周りが濡れ、粉がつきます
脂が多すぎても粉がダマになりますし、少ないと粉がうまく付きません
ここは職人(中の人ぴー)の腕の見せ所です

豆菓子職人体験・粉かけ中
③好きな粉を選んでもらい、味付けをする
今回、味付けの粉は5種類準備させていただきました
和三盆(お砂糖)・ココア・抹茶・紫芋・きなこ
「粉は2種類混ぜてもいいから、好きなように選んで」と言うと
「全部混ぜる!」「どれを混ぜるとおいしくなりますか?」「綺麗に作るには何を混ぜたらいいですか?」など
ワクワクした子どもたちの姿が見られました
一人一人考えていることが違い、サポートさせていただいてたこちらも勉強になりました
商品開発の時、参考にさせてもらおうかな〜なんて笑

コロコロ転がして、豆全体に粉をつけます
粉の分量が難しいので、味見をしたりしながら調節します

豆菓子職人体験・粉かけ完成
粉をかけ完成
豆全体に粉がかかり、コロコロと転がれば完成です
和三盆を使うと白っぽくなり優しい色味で綺麗です
「完成した豆菓子を一つ味見してください」と言うと
「甘くて美味しい!」「いっぱい食べてもいい?」などと言ってくれる子がいました
「もちろんたくさん食べてくれてもいいけど、持って帰るのが少なくなるよ?」と言うと
納得した様子で、我慢していました(ここが子どもの可愛いところです笑)

豆菓子職人体験参加様子・ラベルシール作成
④お気に入りの味(1つだけ)のラベルシールを作ります
1番綺麗にできたもの、1番美味しかったもの、自分のお気に入りを選びます
ラベル作りをする子どもたちの姿は、真剣そのもの!
豆のマスコットキャラクターを描いてくれる子
さつまいもやココアの絵を描いてくれる子
好きなキャラクターを描いてくれる子
1人1人違ったラベルが出来上がり、どれもとっても素敵でした
中にはとってもユニークな商品名を考えてくれる子もいたり、私たちスタッフも見ていて楽しかったです
オリジナルラベルシール
オリジナルラベルシール
オリジナルラベルシール
オリジナルラベルシール
豆菓子職人体験参加者
豆菓子職人体験参加者
豆菓子職人体験参加者
豆菓子職人体験参加者の皆さん
みらいのたからばこ「豆菓子職人」体験ブース
みらいのたからばこ「豆菓子職人」体験ブース

参加スタッフの感想

何でも屋よめ
3代目の嫁

このイベントのお話を頂いた時、私は商売人なので(笑)、「出展料を払い販売のできないそれも子供相手に?」なんて汚い心がでました(笑)
しかし、綺麗な心を持つ?社長は「出展したらいいと思うで」と、この時点で私はまだ「こんな財政難のときに…販売もさせてもらわれへんのに」こんなことを思っていました。商談会や催事販売が続いていて、この出展の企画を考えるのも頭がもう一杯だったんです。
しかし、担当の方からはガンガン電話やメールが(笑)、その上主催のお偉いさんがご来社(笑)、もうやるっていうしかなくなりました。
中の人ぴーさんと、中の人ひろちゃんに「企画考えて~いるもの考えて~」となんげて、他の仕事に集中!
そんな風に思っていたのですが、中の人ぴーさんは工場の改修工事の打ち合わせや製造がい忙しく、中の人ひろちゃんはインフルエンザでお休み…。私が頑張れって事か(笑)、東京でグラフィックデザイナーをしている娘に、展示会用のタペストリーのデザインをお願いし、猛スピードで用意が出来上がり、配るチラシは中の人ひろちゃんが猛スピードで作ってくれ、体験の内容の備品は中の人ぴーさんが考えて発注、何とか当日までに準備完了しました。
当日はどうなるのかと思いましたが、子供が大好きな3人で頑張ったのでこれは本当に楽しかった。
親が無理やりチケットを取って連れてこられたみたいな男の子も、体験が始まるとみるみるやる気が出てきて、
最後には「楽しかった~~またやりたい」なんてことを言ってくれるんです。
30分おきに子供たちを入れ替えて説明して、体験をしてもらう。この説明は大声でず~っとしないといけなかったので
かなり体力もいりました、中の人ぴーさんが12回くらいで、私が2回くらい(笑)、中の人ぴーさんヘロヘロになってました(笑)
学生のボランティアさんが手伝ってくれたので、本当に助かりました。
2日目は私とぴーさんとボランティアさんだけですが、これまた要領がよくなったのでさっさとでき、子供たちや保護者の皆さんともお話が色々できました。

この『みらいのたからばこ』の参加を通して気付いたこと。創業110周年を迎えた本年、
豆菓子を好きだと言ってくださる人口は下降していく一方です
それは世の中に美味しいお菓子が飽和状態で、昔懐かし豆菓子を食べることがなくなったからです。
しかし、これから10年、20年いや100年後に、豆菓子を好きだと言ってくださる、
この味が懐かしくてあの頃を思い出すと言ってくださる方へ繋いでいくために
今回の参加があったのだと思えました。
何よりも本当に子供がかわいくて、キラキラの目になって帰っていく姿がたまらなく愛おしく思え
どんな未来が待っているのかわかりませんが、この体験をフッと思い出してくれると嬉しいです。
ご参加頂きました皆様、みらいのたからばこのスタッフの皆様ありがとうございました。
                      感謝

中の人ぴーさん
中の人ぴー

ご参加頂いた皆様ありがとうございました。楽しんでいただけましたでしょうか。
とにかく初めてのイベントでしたので、備品の準備中は、「あれがあったほうがいい」「流れはこんなイメージで」「ここで何か足りないものはないか?」など、普段見えない色々な観点で本番をイメージすることが必要で、普段使わない(?)頭を結構酷使した気がします。
そしていざ本番では色んなトラブルを想定しながら、想定したトラブルが起こらないようにしつつ、参加して頂いた子供たちに心の底から楽しんでいただけるようにしながら、気付けば自分が一番楽しんでいた気がします(笑)。。。
個人的の話になりますが、かれこれ20年以上前のこと、子供たちに水泳を教える仕事に就いたことがありまして、その当時の「泳ぐことの楽しさを知ってもらう」という気持ちを、今回の「作る楽しさを知ってもらう」に置き換えて、「また豆菓子を作りたい」と言って頂けるように心がけながらの2日間でした。
弊社の商品を製造するにあたっては、ほとんどの工程において機械化することができず、手作業で行う工程がほとんどですので、こういった体験イベントで実際の作り方を知ってもらい、なおかつ楽しんで頂くということはとても重要なことだと感じています。
今回のイベント中にお父様お母様方に、できるだけたくさん子供さんの写真をお撮り頂くようお声かけさせて頂きました。
写真整理をなさる際にでも、今回のイベントのこと、豆菓子を作る楽しさを思い出して頂ければと思います。
出展させて頂いた側から見ても、また是非参加させて頂きたいイベントです。ありがとうございました。

中の人
ひろちゃん

元々保育学生だった私は、本当に子どもと関わることが大好きで、今回のイベント参加を心待ちにしていました。
準備期間は、弊社スタッフが忙しすぎて、準備が遅いにも関わらず、早急に対応してくださる運営スタッフの方々。
このイベントについての熱量を、弊社の応接室で熱弁してくださり
聞き耳を立てていた私は、子どもたちの未来に関わるお仕事って本当に素敵だなと思いました。
運営スタッフの皆様、弊社を選んでいただきありがとうございました。

当日は、子どもたちと一緒に豆菓子作りをし、沢山のパワーをもらいました。
「お豆美味しい!」「初めて食べた!」「お姉ちゃん見て見て!」「ピーナッツ嫌いやけど食べてみる!」
そんな言葉をかけてくれる子どもたち。
楽しんでくれている姿を見て嬉しくなり、子どもたちの純粋なワクワクに触れさせてもらい
この日を一言で表すと「幸せ」でした。
子どもたちの表現してくれるラベルシールは、1人1人違っていて、気付かされることばかりでした。
何にもとらわれていなくて、自分の直感で動く子どもたち
その心っていつまでも大切にしたいなと思いました。
社会に出るとあれはあかん、これはあかん、ってことばっかりですもんね笑
子ども向けイベントでしたが、逆に企業がパワーをもらったのではないか?と思っています笑

私ごとですが去年娘が生まれ、親になったので、このイベントに参加してくださった保護者の方の苦労もわかります。
9時前に準備のために到着した私たちよりも、早くから並んでいただき、子どものためにいろんなブースを駆け回り、並び…
大変な1日だったと思います。足を運んでくださり本当にありがとうございました。
保護者の方も一緒に説明を聞いてくださったり、味見をしてくださったり、とっても嬉しかったです。
みんなの楽しかった思い出に「豆菓子」が残りますように♪ ありがとうございました。

みらいのたからばこ2023 in大阪

みらいのたからばこロゴ

店舗情報

冨士屋製菓本舗工場・実店舗

住所:大阪府富田林市須賀2-20-2 
株式会社冨士屋製菓本舗 本社工場
TEL:0721-52-2966 

豆菓子の販売は、進物や自家需要の大袋もございます
ご進物などはあらかじめお電話を頂いておりましたら
お待たせする時間を少なくしスムーズにお買い求めいただけます

営業時間:9:00~17:00
土・日曜、祝日はお休みを頂いています

駐車場のご用意もございます(工場前スロープに駐車可)
電車でお越しの際は『南海高野線滝谷駅より徒歩4分』

駅からの道順はこちら

2023年12月9日・10日に開催する
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この記事を書いた人

楽豆屋

冨士屋製菓本舗 です。創業は大正2年ですので大阪で豆菓子を製造し100年を超えました、豆菓子だけの製造業者は全国の中でも本当に少なくなっています。
その中でもシンプルな豆菓子を作り続け、新しい味を生み出すことに挑戦をしてきました。
科学的に作られた味に頼るのではなく、素材本来の味付けで豆菓子の種類を増やしていくのに四苦八苦しながらも楽しんでいます。
小規模でやっていることから小ロットでの製造を心掛け、豆菓子の新鮮さを保てるようにし提供先は目の届く範囲でさせていただいています。
皆さまとの対話の中で生まれた豆菓子などもあり、季節限定品なども製造しております。