マジック17(8月31日現在)で4年ぶりの優勝へ、ラストスパートの小久保ホークス
ホークス大好き豆菓子屋の3代目、冨士屋製菓本舗の北野登己郎(きたのとみお)です。
開幕前の3月末に、このホークス愛ブログを更新してから、長らくご無沙汰している間に、今季の小久保ホークスは、順調に勝利を重ねて
ぶっちぎりの優勝に近づいてきました。
他のパリーグファンからは、「ホークス強すぎてリーグ戦が面白くないと」嫌味を言われる強さで、ここまで来ました。
通常、強いチームでも、長いリーグ戦どこかで戦力ダウンや大型連敗があり、苦戦を強いらるものですが、夏場のオールスター後も
7カード連続で、3連戦負け越しなしで、順調にマジックを減らしてくれました。
8月末で少し調子を落としていますが、8月31日試合後時点でマジック17と、いよいよ小久保ホークス1年目で、4年ぶりのリーグ優勝に
むけて、残り26試合ラストスパートとなってきました。
ここまで、安定した戦い続けてくれた戦力を少し振り返ってみましょう。
安定した先発陣の踏ん張りと救援陣とのバランスが、今年の強み
開幕前にこのブログで書きましたV奪回のカギは、先発陣の安定と書きましたが、では今シーズンは、ここまで(117試合経過)どれだけ先発陣の課題を回復してくれたのでしょうか? 具体的な数字で振り返ってみます。
チーム防御率 | 先発陣の防御率 | QS率 | 先発平均投球回 | 救援陣の防御率 | 与四死球 (1試合当たり) | 被本塁打 (1試合当たり) | |
2023年 | 3.27 | 3.68 | 38.5% | 5.5 | 2.68 | 3.58 | 0.77 |
2024年 (117試合現在) | 2.56 | 2.56 | 63.2% | 6.1 | 2.55 | 3.09 | 0.61 |
ご覧のように、投手陣の全ての数字で2023年シーズンからは改善されています。 特に先発陣の立て直しには成功していると言えるでしょう。
それが、今季の成績に大いに寄与していることに疑う余地はありません。
野球観戦人生初のエスコンフィールド北海道
8月になっても好調を維持して、首位を独走して順調にマジックを減らしていく中、8月24日(土)翌25日と、応援人生初のあの話題のエスコンフィールド北海道へ遠征にいってきました。
開幕前から大阪のホークスファン仲間と「今年こそは、エスコンに行こう」と早くから遠征企画をしていたので、いよいよそれが実現しました。
13:30着のピーチ便で新千歳空港入り、そのままJRに乗って、エスコンのある北広島駅へ、駅についたら、14:30と試合開始の30分前、駅前のロータリーには
送迎バスを待つ客とタクシー乗り場に並ぶ客で、とぐろを巻くように長蛇の列ができていました。
スタジアムまでは徒歩25分ほどと聞いていたので、一瞬「歩こうかと?」思いましたが、コロコロバックを持っているので、やはりタクシー乗り場の列に並びにました。 札幌中のタクシーが、ここに集まっているかと思うぐらい、次から次へとタクシーがやってきて、意外と早く乗り込めて、約5分で北の大地に忽然と現れたエスコンフィールドがみえてきました。
エスコンフィールドは、野球観戦付きの巨大なフードコート
コロコロバックをコインロッカーに預けて、早速にメインゲートから入場しました。
ちょうど試合が開始されたところで、名物の開閉式の屋根も開けられて、北海道の涼しい風が吹き込んでなんとも言えない、開放感のあるスタジアムでした。
広々とした大地に立つエスコンフィールドは、一言で言うと「異次元のスタジアム」と言う表現がピッタリでした。
天然芝がとても映えて本場のメジャーリーグで観戦しているような雰囲気、そして、他の球場とは比べものにならないくらいにコンコースが広く、そしてそのコンコースに隣接して色々なグルメが楽しめるお店の配置など、試合だけでなく、色々な楽しみ方ができる「野球観戦付きの巨大なフードコート」でした。
エスコンフィールド内のグルメガイドはこちら
それぞれのお店や各階には、立ち食いの席やテーブル席があり、至るところに中継モニターがあるので、グルメを楽しみながらでも、充分試合の臨場感も味わえる仕組みになっています。
そして、エスコンフィールド内には、クラフトビールのよなよなエールが運営するそらとしばと言う自家醸造のビールを提供するレストランとビアガーデンまで併設されています。
(実は、よなよなエールは、弊社が色々お世話になっているユウキノインの酒匂氏もその運営が携わっているので、以前から気になっていました。)
エスコンフィールドには、(確か)入場料1000円で、コンコースで立ち見観戦をしながら、各店のグルメを堪能できると言う、他の球場にない楽しみがあります。
その場合、一般の入場とは別のゲートで、時間差の入場になるようですが、試合開始の2時間前からすでに多くの来場者が並ばれていました。
このシステムは、北海道ならではの広い球場だけでできることだと思いますが、画期的な試みだと思いますし、たくさんの観客が立ち見で楽しまれているのをみると大成功だと思われます。
エスコンフィールドはおもてなしにあふれている
昭和のパリーグ(大阪球場、葛井寺球場、日生球場など)が、観戦人生のスタートのホークスおじさんにとっては、あの頃から約50年後にパリーグの球場がこれほど進化するとは想像もできませんでした。
おっさんと競馬ファンばかりだった大阪球場と比べて(比べても意味ありませんが・・)、エスコンフィールド北海道にはおもてなしとエンターテインメントに溢れていました。
記念撮影の為にスタッフを配置、「お困りごと」をもったスタッフ、専用の手荷物の預かり所など、球団の細かな配慮が行き届いてました。
そして、今回、チケット手配をお願いしたファイターズ球団スタッフS氏に、特別にスタジアムツアーをしてもらいましが、案内頂いたVIP席に併設されているビュッフェ会場も、高級ホテルのレストランかと思うぐらいに、VIP感にあふれてメニューも豊富でした。 勿論、親会社が日本ハムだけに、肉類は肉厚の北海道ビーフをその場でシェフが焼いてくれていました。
(残念ながら、ビュッフェ会場の画像はNGなので、お見せできませんが、年間シートの契約額もその分、ビックリのお値段でした・・)
唯一の弱点は、交通のアクセスがまだまだ未整備なこと、冒頭でも書きましたが、球場へは徒歩25分ぐらい(僕は今回は一度も歩かないので、正確な時間は不明です)かかるそうなので、バスやタクシーを待つ試合後の混雑は、あるいは駐車場から車で出庫する混雑は、かなりの苦痛だと想像できます。
早くJR北海道に駅を作ってほしいものです。
このように初エスコンフィールドを、存分に楽しんだホークスおじさんの2日間、2試合の観戦でしたが、肝心の試合は、ホークスの連敗でした。
それでも、連敗の悔しさよりも、エスコンフィールドでの驚きと楽しさが優にまさる2日間でした。
ぜひ、来年もまた、ホークス戦に再来したい素晴らしいスタジアムでした。