8月に入り、ものすごく暑い日が続いていますが
皆様いかがお過ごしでしょうか?
立秋(8月8日)が過ぎたにもかかわらず、なかなか涼しくならないです。
弊社の工場でも、毎日暑い中スタッフが頑張ってくれています。
さて、今回のブログは、2023年7月29日・30日に行われた【夏の直売セール】について
中の人ひろちゃん目線の思いを綴らせていただきます。
ご来場いただきありがとうございました
2日ともお天気にも恵まれ(暑すぎて溶けるかと思いましたが笑)沢山の方にご来場いただきました。
暑い中、わざわざ足を運んでくださり、本当にありがとうございました。
毎年、夏は冬に比べて、お客様の流れもゆっくりなのですが
今年は私も3代目嫁も一息つく暇もないほど、ずっと走り回っていました。
私の友人もわざわざ来てくれたのですが、ゆっくり顔を見ておすすめを紹介する暇もなく
(直売セールの楽しみはここです笑)
ごめんなさいの気持ちです… でも、本当にありがたいです。
こうして足を運んでくださるお客様の姿を見て
また次もお客様に喜んでいただけるように、頑張ろうと思います。
お客様のお声が聞けて、お客様のお顔が見える、直売セールは
我々スタッフの日々の活力になっています。
2日間で約1200人を超えるお客さまにお越しいただきました。
1日目にはオープン30分前に並んでくださる方もいらっしゃいました。
本当に、本当にありがとうございました。
冬の直売セールでは、スタッフみんなで集合写真を撮りたい!!!
live shoppingをご視聴いただき、ありがとうございました
29日、30日の12時からは、初めての試みで
ライブコマースと言うLive shoppingを行いました!
3代目嫁が出演し、私が天の声です。親子なので、阿吽の呼吸で、楽しくさせていただきました。
以前は、インスタグラムで生配信をし、お客様に欲しい物のメモを取っていただき
サイトでお買い物をしていただいておりましたが(とってもややこしい…)
今回からは、ライブ配信のページ内のボタンから、直接サイトに飛んでいただけるようになり
簡単にお買い物いただけるようになりました。
ライブを視聴して下さった、お客様のお声
前までは、ライブを止めて何回もメモを取っていたけれど
今回は、メモを取らなくても簡単にお買い物ができました!
3代目嫁さんと、中の人ひろちゃんの掛け合いが
面白くて、お買い物が楽しくできました。
画面上に商品タブが出てきて、クリックするだけでお買い物できたので
とても楽でした。
あまりにも、「お買い物が楽になった」と言っていただけるので
やはり、メモを取っていただくあの作業は、ものすごく手間だったのだと
改めて気付かされました…汗
でも、そんな時から見て下さっているお客様に、感謝です。
ライブ中はたくさんの方が、コメントやいいねをくださり、本当に嬉しかったです。
中には、朝から直売セール会場に来てくださり、その後でライブに参加して下さっている方なんかも!
気持ちでは、豆菓子100個プレゼントしたいほど感謝しています。
今回のライブ配信は、ライブコマースでの初めての試みだったこともあり
事前準備や、テスト配信など、何度試しても不安がありました。
「電波はうまく繋がるかな?」「お客様に、インスタライブの方が良かったと言われたらどうしよう…」
そんな不安の中、2日目のライブ配信では、開始早々こちらの電波の不具合のせいで
ライブが切れてしまい、お客様にご迷惑をおかけしました。
しかし、ライブをもう一度再開すると
「待ってたよ〜」「映ってるよ」「見えてます」などとたくさんの方がコメントをくださり
無事最後までライブを配信することができました。
電波が繋がらなくて、焦っていた私と3代目嫁にとって
お客様の温かいコメントは、涙がちょちょぎれそうになる程、嬉しかったです。
“ライブ配信を無事終えることができた”ただそれだけなのですが
そこにはいろんな方のサポートがあり、私たちの思いがあります。
お客様が喜んでくださる姿(お顔はライブでは見えませんが)を感じられて
感謝でいっぱいの2日間でした。
なぜそこまで直売セールに思いを込めるのか
今年で創業110年になる弊社では、この頃昔話をよくします。
それは、どうしても忘れてしまいそうになる、先代の思いを後世に綴っていくためです。
直売セールが始まったのはいつ頃から?
そもそもなぜこの直売セールが始まったのか。
それは約20年前、まだ2代目が社長をしていた時です。
楽豆屋ブランドを3代目社長(当時は専務でした)と、3代目嫁が立ち上げ
それを機に色々なことを初めてみようとなったのが、きっかけだそうです。
当時の工場の周りは、新しい家が多く建ち
「この工場は一体何を作っているんだ?」と思っている方も多かったと思います。
そこで、工場を開けて、作っているものを販売することで
地元の方に知っていただけるのではないかと考えたのです。
当時は、社員数名と家族だけで行っていましたので
本当にのびのび販売していました。
お客様がほとんどいらっしゃらない時などは、
私と私の妹で、“大売り出し”と言うのぼりを持って、駅前に行き
「お豆買いに来てください〜!!!」と大声で宣伝しました。
お昼休みには、一旦お店を閉めて、近所のうどん屋さんへみんなで行きました。
朝から並んでくださるお客様がいるなんて、当時は想像もつきませんでした(笑)
なぜ今になってこのような事を、私がブログに書くのか
直売セールが始まった頃は、私はまだ小学生で
当時の社長(2代目)の祖父とはとても仲が良く、「ひろちゃん、ひろちゃん」と呼ばれていました。
その祖父が今年の8月で13回忌を迎えました。
私が冨士屋製菓本舗に入社して一番喜んでくれているのもきっと祖父だと思います。
13回忌を迎え、祖父のことを思い出した時に
1番に思い浮かんだのが、この直売セールをとても大切にしていたと言うことでした。
病気で亡くなった祖父は、最後の最後まで会社のことを気にかけていました。
祖父が亡くなった年の6月ごろ、祖父の体調のことも考え
夏の直売セールは中止にしようかと話になりました。
しかし、「楽しみにして下さっている方がいるから、自分は大丈夫だから」と祖父は言い
その後、近所の病院に入院して祖父は
看護師さんや、院内の患者さん、関わる人みんなに直売セールの告知をしていたのです。
「うちの豆屋で、大売り出しするから来てや!」と。
無事に終えたことを報告すると、とても喜んでいたことを
今でも鮮明に思い出します。
本当に最後まで、会社を愛し、豆菓子を愛し、家族を愛してくれた
素敵な祖父でした。
最後に
先代が大切にしてきた工場直売セールは、3代目がしっかりと受け継ぎ
沢山のお客様に来ていただけるイベントになりました。
家族、社員数名で行っていた20年前から変わり
今では沢山のスタッフが、2日間にわたり手伝いに来てくれます。
その中には私の旦那さん、旦那さんの兄妹も。
孫の旦那さんや、その家族が、自分が大切にしていた会社を思ってくれているなんて
祖父からしたらこんなに嬉しいことはないと思います。
大きい口を開けて笑っていた祖父の姿が思い浮かびます。
そして、豆菓子が足りなくなってしまったら
土日にもかかわらず、急遽出勤して、包装してくれるスタッフもいます。
スタッフや、スタッフの家族には、本当に感謝しかないです。
誰一人かけても成功しない、直売セールだったと思います。
さて冬の直売セールは、どんな楽しいことをしようか
今からワクワクしています!
次回の冬の直売セールは、2023年12月9日(土)、10日(日)です。
お客様のご来場お待ちしております。
LINE登録をしてくださっている方には、また直前にプレゼント用のクーポンを
ご連絡させていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。