令和3年(2021年)1月から、楽豆屋ブログの中で、「三代目社長の〇〇」と題して、新コーナーを始めたいと思います。 題して、「マメでご利益 三代目社長のご神徳巡り」です。
去年のコロナ感染拡大で、野球観戦やゴルフが減り、土日の各種のイベントが中止となりました。 そこで、以前から興味のあった神社巡りを始めてみました。
月に1回程度、週末の半日以上を使って、車にのって、1回で複数の神社をめぐります。 今は神社参拝のガイドブックや、パワースポット巡りの You Tube 投稿がたくさんあり、それらを参考にめぐっています。 今月からこのブログで、今まで巡った、これから巡るご神縁を頂いた神社やパワースポットを、豆菓子と共にご紹介したいと思っています。
特に神道の基礎知識があるわけではないので、自分なりの思い込みが含まれているかもしれませんが、お付き合いくだされば、幸いです。
北野家の初詣は、大神神社(三輪明神)
まず初めにご紹介するのは、大和国の一の宮、奈良県桜井市の大神神社(おおみわじんじゃ)、通称、三輪明神さんです。
北野家では、父の代から正月2日の朝に、家族全員で、大神神社に初詣にでかけるのが、恒例でした。 父は亡くなりましたが、それは、今も続いており、二人の娘が成人した今年も家族4人で参拝してまいりました。
大和国の一の宮、そして日本最古の神社とされる大神神社は、正月三が日は大勢の参拝者であふれかえるので、駐車場に入るのもひと苦労、それで、わが家では早朝6時台に自宅を出発するのが慣わしとなっています。
そして正面鳥居から参道を進み、拝殿前で柏手を打ち、おみくじを引き、摂社を巡り、最後に参道の帰路の屋台で好きなものをつまみ食いして、帰路につくのが、毎年のパターンとなんです。
何故、三輪明神さんを崇敬しているのでしょうか。
父の代の時は、特に深く考えていませんでしたが、今は自分なりに次のようなご神縁だと考えています。
大神神社は、よく知られているように、いわゆるご神体と言うものが存在せず、鎮座する三輪山全体がご神体とされています。 そして三輪山は、蛇神の姿を現していると考えられており、またご祭神の大物主大神の化身が「蛇」=「巳」であるとされています。そして、大神神社では、蛇=「巳」さんが大切に祀られています。
ご神木の巳の神杉
境内の拝殿右手には、「巳」の神様が棲み処とされる杉のご神木、「巳の神杉」がそびえています。
そこで、北野家とのご縁ですが、実は、冨士屋製菓の創業者、私の祖父北野留三郎(きたのとめさぶろう)は、明治38年(1905年)の巳年生まれです。
そして、2代目の父、北野啓史(きたのけいし)は、それから36年後、昭和16年(1941年)の巳年生まれで、そして、私も、昭和40年(1965年)の巳年生まれなんです。
と言うことで、なんと3代続けて巳年生まれの蛇一家となります。
そして私の母は、奈良県宇陀郡御杖村の生まれであり、御杖村はちょうど桜井市の東に位置しています。そのようなご縁で父も母も三輪明神さんへ崇敬の念をもっていたのだと思います。
父が他界してから10年余り、自分の人生も半分以上を過ぎると、神頼みではないですが、人の人生は人智を超えたもので守られているのかな? と感じるようなり、一昨年からは、毎月1回どこかで大神神社へお参りするようにしています。
大神神社は、巨大な大鳥居から参道、拝殿、そして、神域に点在する摂社、末社をゆっくり巡るとざっと2時間程度はかかります。
詳しい大神神社のご案内は、⇒ こちら
令和3年の正月2日、快晴の初詣
自宅を早朝7時前に家族4人で出発、いつも南阪奈道路を通って約1時間で到着、今年は、やはり参拝者も少なく、駐車場もすぐに停めることができました。
まずは目にする巨大な鳥居、一の鳥居、ちょうど朝陽に神々しく輝いていました。
そして、二の鳥居前で改めて一礼、そしてここからゆるやかな参道が拝殿まで続き、二の鳥居をくぐると空気感が一気に変わり、凛とした清浄な気に包まれている雰囲気に包まれます。
今年は、コロナの影響で、いつもの約1 / 3 程度の参拝者かと思われる少なさでした。
拝殿前で大神のご祭神、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)に、新年のご挨拶をして、今年一年の家族と従業員の家内安全と健勝、そして家業の商売繁盛を祈願しました。
そして、大物主大命の化身、巳の神様が棲むとされるご神木にもご参拝、特に、巳さんが大好きとされるお酒と玉子がたくさんお供えされています。
そして、おみくじを引き、お札と御朱印を授与して頂き、境内の摂社、末社と参拝を続けます。
娘たちは、ちょっと面倒そうについてきます。
本殿はなく、拝殿前で 令和3年の家内安全を家族でご祈願 令和3年「丑」年の御朱印
最後に、一番奥の狭井神社へお参りします。 普段はこの社の奥には神聖な湧き水のでるご神水が頂けます。 このご神水を飲むと、病気平癒、身体健康にご利益がある信じられています。 月参りではいつも、実はペットボトルの空ボトルを数本持参し、満タンにいただいて帰ります。
娘たちには一番の楽しみ、屋台巡り
今年は、屋台も少なかった 二人の娘は、小さい頃から今でもいちご飴が大好き 寒い時は、甘酒で温かく
帰りの参道では、娘たちのお楽しみの屋台が始まります。
だいたいいつも食べるものが決まっています。 娘たちはいちご飴、僕たち夫婦は、甘酒を頂きます。
今年は、コロナの影響で参拝者も少ないので、屋台の数も例年よりかなり少なくなっていました。
令和3年も、三輪明神様のご加護とご神徳に守られますように
昨年からのコロナ感染禍の暗い世相が続く中で、このような時期だからこそ、コロナ感染が一日も早く終息し、わが国の安寧を強く念じ、家族と従業員皆さんが家内安全で過ごせるように、三輪明神様のご加護とご神徳をお祈りしつつ過ごして行きたいと思います。
皆様にも、大神神社の大神様のご神徳がありますことを祈念いたします。
そして、今年もご神威を受けて、生業の豆菓子製造に「マメに」精進していきたいと思います。
どうか令和3年も、ご神徳に守られた冨士屋製菓の豆菓子をよろしくお願い申し上げます。
新しいコーナーの第1号をご一読、ありがとうございました。
これから、関西地方を中心にご神縁を結ぶことできました神社をご紹介していきたいと思います。 よろしくお願いします。