2020年 SMBC日本シリーズ(読売ジャイアンツ対福岡ソフトバンクホークス)第1戦、第2戦 現地観戦記
11月21日18:10 始まりました京セラドームの日本シリーズ第1戦
慌ててこのブログにアップしました日本シリーズの直前予想、それから一夜明けて、シリーズ第1戦の当日
明日から京セラで日本シリーズと思うと、永遠の野球少年の私、気持ちが高ぶって、まさしく、遠足前夜の子供の心境でした。
今回は、1973年(昭和43年)南海ホークスの最後のリーグ優勝以来、48年ぶりの大阪でのホークスの日本シリーズ第1戦、第2戦の現地観戦記をブログでつづりたいと思います。 最後までお付き合いください、よろしくお願いします。
コロナ感染拡大を警戒下の、巨人主催の京セラドーム大阪の2020年日本シリーズ
入場前に検温と入場者登録が必須 過剰な演出は無し 試合前の練習も静かに
コロナ禍で野球界だけでスポーツ界全体でも異例づくめの2020年シーズン、シーズン途中の打ち切りさえも危ぶまれた今シーズン、交流戦やオールスターの中止のなかで、なんとか120試合を開催し、この日本シリーズまでこぎつけた関係者の皆さんにまず一野球ファンとして感謝したいと思います。
それでもって、今回日本シリーズでは、例年と違う形で開催されました。具体的には
・今シーズン同様、50%までたぶん2万人以下に入場制限、したがって頂上対決なのに、満員には埋まらない
・何といっても、セリーグ優勝チームが、本拠地東京ドームが使えず、止む無く京セラドームを主催試合として使う
・いままでパリーグチームの主催試合だけ、DH制が採用されていたが、今回は、全試合でDH制を採用する
・ビールをはじめお酒の販売は、場内では行わず、持ち込みも禁止する。
特に僕にとっては、お酒の販売中止が一番ショックでした。 感染拡大防止のためとは言え、シリーズ直前にNPBから発表があった時には思わず「なんでやねん」と叫んでしまいました。 第3戦からのペイペイドームでのお酒販売中止は聞いてませんので、何故? 京セラだけと疑問が残ります。
第1戦、第2戦、ホークスがジャイアンツを圧倒、Gエース菅野でもホークス打線を止められず
戦前の野球解説者の予想を、スポーツニュースや You Tube で確認してみると、ホークス優勝をあげている評論家の方が多く、その場合は、だいたいが4勝1敗または4勝2敗でした。 さすがに去年と同じ4勝0敗の予想は誰もいませんでしたが・・。 一方、巨人優勝を推す球界関係者は、4勝3敗が多く、何となく巨人ファンに忖度したのかな?と正直思うところもありました。
つまり、皆さん、ホークス勝つなら圧倒的に、ジャイアンツ勝つなら接戦に持ち込んで、何とか・・。
そんな展開予想が多かったみたいです。
そして、2020年11月21日(土)18:10 いよいよ日本シリーズ開幕、
試合前セレモニーも派手な演出もなく、シンプルでした。
そして結果はご承知の通り、
第1戦 〇ソフトバンクホークス 5 - 1 読売ジャイアンツ
第2戦 〇ソフトバンクホークス 13 - 2 読売ジャイアンツ
でホークスの連勝スタートで始まりました。
第1戦のGエース菅野でも、ホークスの勢いを止められず、第2戦に至っては、先発今村の初回3失点のあと、つぎ込む投手が次々撃ち込まれ、2桁失点のワンサイドゲームでした。
シリーズ・ラッキーボーイか? H栗原選手
前回のブログでシリーズにはラッキーボーイが必要、そしてそれは、栗原選手かな?と予想しました。
そしたら、なんと第1戦の2回に栗原選手が、菅野から見事なツーラン先制ホームラン、そして、その後も追加点の2点タイムリーの大活躍でした。 まさか、自分の予想がお見事的中にビックリ仰天でした。
第2戦も、4安打で、2試合合計、なんと脅威の8打数7安打、1本塁打、4打点で一気にシリーズMVP候補の最有力候補に浮上してきました。(ホークス優勝の場合ですが)
CSの対ロッテ2試合で、8-0の大不振だった栗原を外さずに5番で起用した工藤監督の勝負勘に敬意を表したいと思います。もちろん、それに見事に応える、栗原選手の勝負強さには、脱帽以外の何物でもありません。
もう一人のキーマン予想、1番周東選手が盗塁1を決めているとは言え、今のところノーヒットなので、周東選手の不振がちょっと心配です。 僕が見る限り、どうもあの細い身体で、「強く打とう」と意識するあまり、引っ張りにこだり過ぎているように見えます。 もう少しセンター返しの意識があれば、いいのかな?と見えますね。
ホークスのシリーズ連勝の要因は、ホークスだけの強さじゃない、セ・パの実力の差なのか?
まだシリーズ2試合だけですが、ただいまホークスは、日本シリーズ3連覇中、そして、18年の対カープのシリーズ3戦目から、去年の対巨人の4勝0敗、そして今年の連勝で、現在シリーズ10連勝のシリーズ記録を更新しました。
という、V9の巨人や、黄金期の西武ライオンズをも凌駕する、無類の強さで驀進中です。
今回の強さは、戦前の野球評論家の予想通りですが、それは、ホークスが強すぎるのかな? ジャイアンツが弱すぎるのか?
私は、セリーグとパリーグのリーグ全体の実力差が、そして、野球の質の差が、このシリーズでも如実に表れていると思います。
それは、今までのセパ交流戦の成績や、現在、日本シリーズをパリーグチームが7連勝中という、現実を見てもハッキリしていますね。
巨人の原監督が主張するように、それは、パリーグにDH制があるだけが理由でしょうか?
本来なら、ドラフトは今は12球団で同条件なので、有望選手の獲得チャンスは、同等のはずですが、リーグ全体でこれだけの差が、現実につくのは、何故でしょうか?
このシリーズの2試合、圧倒的なホークスとジャイアンツの実力差を球場で観てて、H投手陣の球質とG投手陣の球質の差、
例えば、第2戦の終盤、勝負が決まった後で登板するピッチャーでも優に150キロを超のボールを投げる、ホークスの投手陣は千賀をはじめ、みんながストライクゾーンで強い球、切れのある球で勝負する。 一方、Gの投手陣は(菅野を除いて)どうもなんとかボール球を振らせてかわそうというピッチングをしているように私にはみえてしまいます。
打者も、柳田選手はじめとにかく、みんなしっかりフルスイング、一方、ジャイアンツはどうも上手く当てに行っているようにみえてしまいます。
これは、ホークス対ジャイアンツのチームの差だけでなく、リーグ全体としての野球の質の差、野球観の差ではないかと、シリーズを観戦しながら、改めて思いました。
皆さんはどう感じられましたでしょうか?
短期決戦は、ワンプレーで流れが変わる、第3戦からも油断禁物、2000年の再現に要注意
今シリーズのワンプレイですが、確か、グラシアルがランナー一塁で、栗原のライト前ヒットで、グラシアルが3塁へ全力疾走で、ヘッドスライディング、4番の走塁への意識の高さに頼もしさを感じました。
野球の勝利への意識の高さは、このような走塁に表れると思っています。 この意識が、外国人の4番にもしっかり定着しているチームは、スキも少ないと思いますが。
日本シリーズの短期決戦は、ワンプレイが流れを大きく変えることがあるので、油断、慢心は本当に禁物です。
そのいい例が、ちょうど2000年のON対決の日本シリーズでした。 敵地東京ドームで連勝に福岡に戻ってきたホークス、第3戦目の1回裏にも、先取点を奪いながらも、追加点をホームのアウトで奪えずに、そこから、ゲームの流れが変わり3戦目は敗戦、そのまま流れを取り戻せずにシリーズを落とした例が思い出されます。
ちょうど相手も、巨人で、敵地連勝、発進と同じパターンなんで、どうしてもその時に苦い記憶が思い出されます。
今のホークスの強さを見ていると、ゆめゆめそんなことはあり得ないと信じていますが、何かあるのか予測不能なので、勝負事、
こんまま福岡のファンの熱い声援の後押しで、しっかり勝ち切ってほしいと思います。
第6戦のチケットのある自分的には、もう一度京セラドームに戻ってきてほしい気持ちもチョッピリありますが、やはり、地元ファンの前で4年連続の日本一を決めてほしいですね。
あと2勝、ホークス頑張れ!
そして、もちろん、第3戦目以降は、私はTVで熱烈応援の予定です。 その時には、今回ドームで飲めなかったビールをゆっくり飲みながら、当然、ビールのアテは、冨士屋製菓本舗の豆菓子で、そして勝利の乾杯も豆菓子といっしょに。
2020年の日本シリーズ公式プログラム 父の遺品、2000年ON対決の記念のキャップ、残念ながら王ホークスが長嶋ジャイアンツに苦杯
最後に、今回、入場制限があり、チケット獲得がとても困難な中、実は業界の知人が、巨人の関係者に頼んでくれて、チケット手配が実現しました、チケットを引き換えてみると、まさかのバックネット裏、こんないい席で日本シリーズのホークスを応援できるなんて、夢のような二日間でした。 私の無理なお願いを快く聞き入れてくれた知人のT氏には感謝しかありません。この場をお借りして御礼申し上げます。
3代目社長は、京セラの日本シリーズに大興奮
夢のような南海ホークス発祥の大阪で、現在のホークスが日本シリーズを戦う、しかも相手は、往年の宿敵読売ジャイアンツ。 これはもう興奮せずにはおれません。 しかも結果は、2連勝、そして、17年から続く自身の日本シリーズ観戦も6連勝、本当に幸せな応援人生が続いています。 あの弱かった南海時代が嘘のようです。 シリーズはまだ第3戦、この勢いで優勝まで一気に突き進んでほしいですね。
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今回もお読みくださり、ありがとうございます。